これまで、塗装・防水施工に対して法的根拠のある保証という概念はなく、また、塗料メーカーの保証は塗料つまり製品についての保証であり、完成工事に対する保証ではありませんでした。施工をして初めて完成品になる。そこで直接お客様と接する私たち施工会社の立場から、これまで積み重ねてきた信頼やお客様への安心を形にしたいと考えました。個々の保証だけではなく、がっちりとした法的根拠に基いた保証システムを構築していこうと、技術向上と共に日々邁進してまいりました。 |
現在、日本の建築平均寿命は、米国、欧州の2分の1〜3分の1という短命建築が普及しています。米国、欧州と日本との大きな違いは、材料の選定とメンテナンスを行う意識の違いです。つまり、建築物は外部要因による劣化が一番の大敵であり、そこに重点を置いているか置いていないかということです。これは建築物の老朽化を進める大変恐ろしいことなのです。 |
そこで、施工に対する保証システムが構築できれば、メンテナンス意識も向上され、適切な時期に適切なメンテナンスを行なうことができます。
そして、日本の建築物を 100年活かすことができる。お客様の視点から考えると、長いスパンで建物の状態をよく知ってくれる施工会社がいる安心だけでなく、もしもの備えが全てシステム化されていればお客様がリスクを背負うことがなくなるのです。 |
そうして施工に対する長期にわたる保証ができるようにシステムを検証しながら構築し、それを国が確認し、日本で初めて平成 2年(1990年)1月、法的根拠に守られた長期性能保証事業が認可されました。
これほど革新的な出来事は建築塗装業界だけではなく、多方面から注目され、その業績に高い評価と支持を頂いて現在に至るのです。 |